2019年9月4日 朝日新聞デジタルの記事より転載
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悩んだら、わん、にゃんにゃん――。大阪府は10月、動物虐待の通報を受け付ける共通ダイヤル「#7122」を開設する。虐待事案が増えるなか、起きた場所や虐待内容によって異なっていた窓口を一本化し、虐待の早期発見につなげる狙いだ。
名称は「おおさかアニマルポリス」。音声案内に従って虐待があった場所などを伝えると、AIが分析して府などの対応窓口につないでくれる。担当者が犯罪と判断すれば大阪府警に連絡する。自動音声とのやりとりは無料で、窓口につながった時点から通常の通話料金が発生する。具体的なスタート時期や、対応時間などは今後詰める。
府に寄せられた2018年度の相談件数は約1万2千件。3年前からほぼ横ばいだが、実際に遺棄や虐待と判断した件数は134件から275件と倍増した。動物愛護への意識が高まったことや、虐待の様子をSNSに投稿する事案が増えたのが理由だという。
虐待の通報窓口はこれまで、虐待をしているのが個人か業者かや、現場の自治体によって、連絡先が異なっていた。府には「わかりにくい」との苦情もあった。吉村洋文知事は7月の記者会見で「警察と仕組みを共有し、動物虐待や不適切な飼育について改善していく仕組みを一元的に作りたい」と話した。
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